結論、ウェブデザイン技能検定3級試験の受験にあたっては、参考書は不要です。
その大きい要因として、過去問が重要だからです。
その詳細について解説していきます。
目次
①3級試験の概要について
ウェブデザイン技能検定3級試験の概要について下記の通りです。
試験内容 | 学科45分、実技60分 |
試験合格条件 | 学科と実技ともに、70点(7割)以上取得 |
3級試験の合格率 | 60%から70%(学科と実技両方合格を含めた数字) |
ウェブデザイン技能検定3級試験は学科と実技の試験に別れており、2種類とも合格で資格取得となります。
その2種類の試験の詳細についていていきます。
②学科試験について
学科試験の詳細は下記の通りです。
問題数 | 25問 |
問題方式 | マークシート(10問⚪︎×問題。15問が4択問題。) |
試験時間 | 45分 |
合格点 | 全25問のうち、18問以上の正解で合格(正解数は⚪︎×、4択関係なし) |
試験範囲は下記の通りになっています。
- インターネット概論
- ワールドワイドウェブ(WWW)
- 法務ウェブデザイン技術
- ウェブ標準
- ウェブビジュアルデザイン
- ウェブインフォメーションデザイン
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
- ウェブサイト設計・構築技術
- ウェブサイト運用・管理技術
- 安全衛生・作業環境構築
③実技試験について
実技試験の詳細は下記の通りです。
問題数 | 全6問のうち、5問を選択して回答 |
試験時間 | 60分 |
使用できるソフト | TeraPad、サクラエディタ、Sublime Text |
合格点 | 70点以上(100点満点:ただし、試験要項に示す各作業分類において配点の60%以上の得点を得ること) |
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参考【ウェブデザイン技能検定】3級実技試験の概要と対策の解説
続きを見る
④学科試験で落ちる人が多い
ウェブデザイン技能検定3級試験は学科と実技の2種類の試験があり、両方の合格が資格取得条件となります。
その中で、実技で不合格になる人より、学科試験で不合格となる人の割合が多くなっています。
その大きい理由として、実技試験が過去問とまったく同じ問題(多少の数字や文言の入れ替えはあり)が出題されるためです。
なので、実技対策は過去問を数回周回すれば十分合格できるため、実技の合格率が高くなります。
⑤学科試験は実技に比べ相対的に難しく感じるため参考書に頼りたくなる
学科は実技よりも合格率が低いため、相対的に難しく感じます。
その相対的な難しさが要因ともなり、学科試験は参考書に頼りたくなる人が多くいるみたいです。
では実際に公式が紹介する参考書を見ていきます。
⑥公式が紹介する3級の参考書
公式が紹介するウェブデザイン技能検定3級の参考書は下記の通りです。
- 改訂版ウェブデザイン技能検定3級過去問題集
- ウェブデザイン技能検定3級ガイドブック
- ウェブデザイン技能検定3級対策問題集
では、実際にこの参考書について詳細を深堀します。
⑦改訂版ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集
(本参考書の詳細はこちら)
「改訂版ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集」は、主催元である特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が手がけた公認の過去問題集です。
多くの過去問題を解くことで出題形式に慣れ、本番でも落ち着いて実力発揮ができる参考書となっています。本書では、令和2年度から令和3年度までの過去問題を収録されています。
特徴として、本誌で過去問題を解いた後は、解説を読んで知識・技術を補強できます。用語、操作手順の説明だけでなく、根拠となる法令やガイドラインを引用しながら丁寧に説明しており、苦手分野の克服や応用力の強化につながるのが大きい特徴。
⑧ウェブデザイン技能検定3級ガイドブック
(本参考書の詳細はこちら)
教科書タイプの対策テキストです。
3級合格に向けて必要な知識・技能を学習し、問題集とセットで使用することで3級合格に向けて効率の良い受験対策が可能です。
受検を検討している方はもちろんのこと、ウェブデザインについて学んでみたいが何から手をつけてよいか分からないという方にも最適です。
⑨ウェブデザイン技能検定3級対策問題集
(本参考書の詳細はこちら)
出題範囲の完全網羅、細目に沿った練習問題、実技データのダウンロード、模擬学科試験による実力アップなどを掲載している問題集です。
⑩試験問題は過去問から多く出題さえる
ここまでで、公式が紹介するテキストについて紹介しました。
一方、試験問題自体は、実技は過去問とほぼ同問題、学科についても25問中17問程度は、過去問から出題されています。
詳細は下記を参考ください。
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参考ウェブデザイン技能検定3級学科の最適な勉強方法【過去問周回】
続きを見る
⑪学科試験の合格点は18問で過去問から17問出題
学科試験の合格点は18問正解です。
つまり、学科試験の合格点は過去問を全問正解すれば、ほぼ合格点を取れるということです。
合格点の足らずの点数は、選択問題のまぐれあたりで十分です。
⑫過去問を丸暗記が合格の近道
ということで、合格点をとるために学科、実技ともに過去問丸暗記するだけで十分ということです。
過去問演習については、本ブログで公開しています。
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参考【ウェブデザイン技能検定】3級学科過去問一覧
続きを見る
⑬参考書では最新の過去演習ができない
紹介した、「改訂版ウェブデザイン技能検定3級 過去問題集」は、過去問を掲載していますが、最新のにも学科と実技ともに過去問を掲載しております。
しかし、本書の掲載される過去問は令和2年度から令和3年度と内容が古いため、最新の内容を網羅できません。
なので、最新の過去問を公開してい本ブログでの過去問演習が得策です。
⑭まとめ
ウェブデザイン技能検定3級試験の受験にあたっては、参考書を購入する必要はありません。
ウェブデザイン技能検定3級試験について、実技は過去問と同等問題、学科は多くが過去問から出題で、それを正解するだけで合格できます。
つまり、試験勉強としては、過去問演習だけでことたりるということです。
公式が紹介する参考書は、最新の過去問演習ができませんが、本ブログでは、令和1年度から最新の過去問を公開しています。
なので、参考書ではなく、本ブログで試験勉強することが得策なのです。