本記事では、3級学科試験の最適な勉強方法について紹介しています。
結論、過去問周回のみでOKです。その理由について、解説していきます。
過去問演習ページは、下記よりアクセスできます。
目次
①ウェブデザイン検定学科試験3級の概要
概要は下記の通りです。
問題数 | 25問 |
問題方式 | マークシート(10問⚪︎×問題。15問が4択問題。) |
試験時間 | 45分 |
合格点 | 全25問のうち、18問以上の正解で合格(正解数は⚪︎×、4択関係なし) |
合格率 | 60%から70%(実技を含めた数字) |
試験範囲は下記となっています。
- インターネット概論
- ワールドワイドウェブ(WWW)法務
- ウェブデザイン技術ウェブ標準
- ウェブビジュアルデザイン
- ウェブインフォメーションデザイン
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
- ウェブサイト設計・構築技術
- ウェブサイト運用・管理技術
- 安全衛生・作業環境構築
②合格点をとるため
試験問題25問中、18問正解すれば合格です。
しかも、10問⚪︎×問題。15問4択問題の正解数の区別なく、18問でOKとなっています。
③試験問題25問のうち過去問から18問程度出題される
そして例年、25問のうち過去問とまったく同じ問題もしくは、⚪︎×を逆にした・問題の言い換えのほぼ同一問題が18問程度出題される。
例えば令和5年度第3回試験の過去問からの出題は下記の通りです。
(完全な同一問題が過去問にある場合は◎、文言の言い換えのみでほぼ同一問題が過去問にある場合は⚪︎)
令和5年度第3回試験 | R5第2回(過去問) | R5第1回(過去問) | R4第4回(過去問) | R4第3回(過去問) | R4第2回〜R1第1回(過去問) |
第1問 | ◎ | ◎ | |||
第2問 | |||||
第3問 | |||||
第4問 | ◎ | ◎ | |||
第5問 | |||||
第6問 | |||||
第7問 | |||||
第8問 | ◎ | ||||
第9問 | ◎ | ◎ | |||
第10問 | ◎ | ◎ | |||
第11問 | |||||
第12問 | |||||
第13問 | ◎ | ◎ | |||
第14問 | ⚪︎ | ⚪︎ | |||
第15問 | ⚪︎ | ||||
第16問 | ⚪︎ | ||||
第17問 | |||||
第18問 | ◎ | ◎ | |||
第19問 | ◎ | ◎ | |||
第20問 | ⚪︎ | ||||
第21問 | ⚪︎ | ||||
第22問 | ⚪︎ | ⚪︎ | |||
第23問 | ⚪︎ | ||||
第24問 | ⚪︎ | ||||
第25問 | ⚪︎ | ⚪︎ | |||
◎の数 | 8 | 7 | |||
⚪︎の数 | 1 | 3 | 8 |
表から分かるよう、令和5年度第3回試験は過去問から完全な同一問題と文言の言い換えのみでほぼ同一問題が合わせて、試験全問題25問中17問出題されました。
上記の過去問の問題を取りこぼしなく正答すれば、合格点18問のうち17問クリアできます。
つまり、過去問だけで合格点をほぼ達成できるということなのです。
もしも、過去問を数問取りこぼしたとしても、過去問で培った知識と、⚪︎×4択問題のまぐれ正解で合格点を達成できます。
今回は表には示しませんが、令和5年度第1回、第2回とも過去問から18問程度出題されています。
④おすすめの勉強方法は過去問周回して丸暗記
試験問題の25問のうち18問程度と多くの問題が過去問から出題されることから、過去問を暗記することが重要となります。逆に言えば、合格するために、それ以外は不要となります。
試験を受験するにあたって、最大のミッションは「試験に合格する」ことです。勉強は内容を理解することが重要ともいわれますが、試験合格の観点から、過去問を丸暗記するだけで必要十分となります。
そして、具体的なおすすめの過去問周回の方法は下記の通りです。
- 最新の過去問からR1年度の過去問まで行う
- 過去問を1回分解き終えるごとに、答え合わせを行う
- 間違えた問題は、数回紙に書き出し暗記する
- この過去問演習を3周以上行う
上記の一連の流れを3回以上行えば、暗記できるはずです。3級学科の勉強としては、これだけでOKです。
⑤勉強スケジュール
この過去問題周回を、2週間前から毎日1時間程度の時間を使い、試験前日までに行いましょう。そして、毎日の1時間の勉強時間で、過去問を4回分解きます。
このスケジュールであれば、最新からR1年度の過去問を4回分以上周回できます。
そしてまた、2週間以上前からの勉強は行わなくてOKです。というのも、それ2週間以上前から過去問暗記を忘れるおそれがあるからです。
過去問暗記を目的にした、本勉強法は2週間前からでOKです。
⑥参考書は買わなくていい
3級試験勉強で参考書の購入は不要です。
購入不要な理由の詳細については下記より解説しています。
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参考【ウェブデザイン技能検定】3級は参考書不要な理由
続きを見る
まず初めに、公式が紹介している参考書を見ていきます。
その参考書は下記の3つです。
- 改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 問題集
- ウェブデザイン技能検定 3級ガイドブック
- ウェブデザイン技能検定 3級対策問題集
1、改訂版 ウェブデザイン技能検定3級 問題集
本参考書の購入は不要です。
というのも、学科試験の過去問題が掲載されていますが、過去問の内容が令和3年度第1回から令和2年度第4回までと内容が古いからです。
なので、学科の過去問演習をする下記「【ウェブデザイン技能検定】3級学科過去問一覧」から最新の過去問演習をするのが得策です。
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【ウェブデザイン技能検定】3級学科過去問一覧
続きを見る
本書に掲載している実技試験対策についても、本ブログにて解説しているため実技試験対策として購入も不要です。
実技試験対策は下記よりアクセスできます。
続きを見る
【ウェブデザイン技能検定】3級実技試験の概要と対策の解説
2、ウェブデザイン技能検定 3級ガイドブック
本参考書も購入不要です。理由は教科書タイプの参考書だからです。出題範囲や専門用語の解説が並んでおり、試験で点数を稼ぐことには直結しないからです。それよりも、過去問周回して、過去問と同問題を取りこぼしなく正答することが大切となります。
3、ウェブデザイン技能検定 3級対策問題集
本参考書も購入不要です。理由は試験は過去問から出題されるからです。本参考書は対策問題集が掲載してあります。しかし、試験は過去問から出題されるからです。なので、対策問題よりも過去問を重点して行うことが大切です。
⑦まとめ
ウェブデザイン技能検定3級学科試験のおすすめの勉強方法は「過去問周回」です。
試験は25問のうち毎回、過去問から18問程度出題されるからです。 また試験の合格点が18問のため、過去問をとりこぼしなく正解すれば合格できます。なので、勉強は過去問演習して丸暗記することが重要です。
逆に、それ以外の勉強はしなくて大丈夫です。試験の最重要課題は合格することで、内容を理解することではありません。
なので、合格に向けてすることは、最短距離の過去問周回となります。